2016年1月25日月曜日

Razer Synapseでボタンの長押しのみのマクロを作る方法

RazerのSynapseのマクロ機能はボタンの「押し下げ」と「離す」がセットになっているため、原則押したままという動作は作れない。

どのようなシチュエーションで重宝するかというと、ゲームなどでの移動や採掘などの作業である。
割り当てボタンを押すと設定したキーやクリックが押されたままになり、もう一度押すと離されるという動作になる。

Synapseで説明すると、割り当てしたボタンを一度押すとマクロが発動し、もう一度押すまでマクロが中止されないという動作であるが、
これは再生オプションに「割り当てキーを使って、連続再生オン/オフの切り替え」として存在している。
そのため、「押したまま」という動作を実行するためには、マクロで押し下げのみのマクロを作る必要がある。

先に述べたとおり、「押し下げ」と「離す」がセットになっているため"裏技"を使わなければ作れない。

例1 Wキーを押したままにするマクロ
  1. 「記録」ボタンをクリック
  2. Wキーを押し下げる(まだ離さない)
  3. 停止ボタンをクリック
キーボードの「キー」やマウス(※注意)の「右クリック」「ホイールクリック」の場合であればこれで実現できる 。
しかし、例外としては左クリックだけはできない。

例2 マウスの左クリック(普通のクリック)(※注意)
  1. 「記録」ボタンをクリック
  2. 左クリックを押し下げる(まだ離さない)
  3. そのままPCからマウスを取り外す(取り外し次第左クリックは離して良い)
  4. Alt+TabやCtrl+Shift+Escなどでウインドウを切り替える
  5. マウスを再度接続する
  6. Razer Synapseのウインドウに戻り「停止」ボタンをクリック
  7. 左クリックの押し下げ゛以外の要素を全て削除する
※注意
キーボードに関して再生オプションは「割り当てキーを使って、連続再生オン/オフの切り替え」で問題ない。
しかしマウスで再生オプション「割り当てキーを使って、連続再生オン/オフの切り替え」を使用すると押し下げという信号が大量に入力されそのまま開放されないという処理で不具合を起こす。
そのためマウスの左クリックと右クリック、ホイールクリックに関しては再生オプション「1回再生」を必ず選ぶこと。
離したい時は左クリック、右クリック、ホイールクリックを実際に行えば良い。
その操作ができなくなってしまうため、マウス自体のメインボタン(右クリックと左クリック、ホイールクリック)をトグル化することはできない。 (ただしマウスが複数個接続されている場合はこの限りではない)